よくあるご質問

検査について

検査費用はどれくらいですか?
検査費用はご契約・提携の臨床検査センターを介してのご請求となります。ご契約されている臨床検査センターにお問い合わせください。
保険は適用されますか?
当検査は自由診療となりますので、保険は適用されません。
どの程度の頻度で検査をおすすめすればよいですか?
健康診断や人間ドックと同じく1年ごとの受診をおすすめしております。
アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)とは何ですか?
アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)は、血液中のアミノ酸濃度バランスから、さまざまな疾患リスクを1回の採血で評価する検査です。
AIRS®は下記の2つの検査の結果をご報告させていただきます。
 ・アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AICS®)
 ・アミノインデックス®生活習慣病リスクスクリーニング(AILS®)
AICS®は腫瘍マーカーとどう違うのですか?
腫瘍マーカーはがん細胞が産生する特異的な蛋白やホルモンを測定し、間接的にがんを発見することを目的とした検査です。AICS®は採血時点でのアミノ酸バランスが、がん患者のバランスにどれだけ近いかを数値化してがんである可能性を評価する検査です。腫瘍マーカーはがんがある程度大きくならないと数値が高くならないのに対し、AICS®はがんに罹患した早期の段階からアミノ酸バランスの変化が見られることから、早期のがんにも対応した検査です。
がんを見つけるためのアプローチが違うので、異なる結果が出ることもあります。
常用している薬は、どうしたらいいですか。
薬剤の検査結果に及ぼす影響は分かっておりません。
当日の服薬については、主治医あるいは健診施設にご相談の上、その指示に従ってください。
検査前の飲食は検査結果に影響がありますか。
検査前8時間以内は水以外(食事、サプリメント等)は摂らないで、午前中での採血をお願いしております。なお、前日の夕食も高タンパク質の食事は避けるようにしてください。
食事をしていなければ、午後に採血してもいいですか。
午後採血は、検査結果に影響があることが分かっています。午前中に採血してください。
どのような方がAIRS®の対象外となるのでしょうか?
妊娠されている場合、血液中のアミノ酸濃度は全般的に低濃度になり、検査結果に影響を与えることがわかっていますので、妊娠されている方は検査対象外となります。授乳中の方、がん患者(治療中を含む)方、先天性代謝異常の方、透析患者の方は、アミノ酸濃度が変化することが知られており、検査結果に影響を与えると考えられるため、検査対象外となります。また、AILS(認知機能低下)は49歳以下の方は検査対象外となります。
アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AICS®)は、がん既往歴がある場合でも、検査対象となりますか。
がん既往歴(現在治療中のがん患者の方を除く)がある方でも、AICS®が高値を示す事がある可能性をご理解いただいた上で、受診いただくことは可能です。
アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)は、外国の方でも受診できるのですか。
AIRS®は、日本人のデータにより研究開発を行ったため、日本人以外の方が受診された場合、検査の精度を保証することができません。外国の方の検査結果は報告されますが、評価対象外となります。
脳卒中や心筋梗塞、糖尿病、認知症や軽度認知障害治療中の場合には検査を受けられますか?
脳卒中の方、心筋梗塞の方、糖尿病の方、認知症の方、軽度認知障害の方(いずれも医療機関で診断を受けた方、あるいは治療中の方)の場合、その疾病・所見に関するAILS値や生活習慣改善タイプについて、結果が出力されますが、いずれも評価対象外となります。

導入について

検査導入/実施までの流れを教えてください。
検査費用、検体のご提出・依頼に関してはご契約の臨床検査センターを通しての運用をいただきます。
導入に関して、新たな検査機器などの購入など初期経費等はかかりますか?
必要ございません。ただし、検体処理に必要な遠心分離機をご用意いただく場合がございます。
説明・勉強会の依頼は可能ですか?
はい、可能です。導入のご検討時、導入後にもご希望に応じて勉強会を実施しております。(オンラインでの対応も可能です。)ご希望の際は、問い合わせフォームもしくは臨床検査センターへお問い合わせください。

運用について

採血量はどのくらいですか?
採血量は全血5mlをお願いいたします
採血管に指定はありますか?
EDTA-2Na採血管となります
検体の取り扱いに関して、条件はありますか?
検体処理方法についてはこちら → 検体処理方法について
検査結果はどれくらいで返却されますか?
ご依頼の臨床検査センターより2~3週間程度で報告書をお届けてしております。

受診された方に対するFAQ

AICS®

複数の項目にランクC判定がついたが、どうしたらよいか?
各がん種については独立した結果と考え、ランクCであったがん種すべてについて精密検査を受診してください。
(※ AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)
ランクC判定の項目についてどんな精密検査を受けたらよいのか?
精密検査の内容については、精密検査を受ける医療機関の医師とご相談ください。ご参考までに、各がんの一般的な精密検査は下記の通りです。最終的には病理診断(確定診断)が行われます。
項目 がんの精密検査
胃がん  胃内視鏡検査
肺がん  胸部CT
大腸がん 大腸内視鏡検査
膵臓がん 造影CT、MRCP、超音波内視鏡検査(EUS)、ERCP
前立腺がん 触診、超音波検査(US)、MRI
乳がん  マンモグラフィー、超音波検査(US)
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん  CT、MRI、超音波検査(US)
周囲でAICS®を受診した人に結果を訊いてみたら、ランクC判定が多いように感じた。ランクC判定は実際にはどれくらいつくものなのか?
臨床研究では、項目ごとに5%のランクC率を設定していましたが、2011年4月の発売以降の臨床データでは、各項目のランクC率はおよそ8~10%となっています。これは実際に検診を受診される方の年齢が臨床研究と比べて高いことや、様々な疾患に罹患されている方が多いためと考えられます。
AICS検査では複数項目に関する結果が同時に戻されるため、男性5種のうちどれかがランクCとなる率は、(1-0.955)=約23%と計算されます。上記のように、実際の検診では各項目でのランクC率が高くなっているために、例えば各項目のランクC率を8%とすると、男性5種のうちどれかがランクCとなる率は、(1-0.925)=34%と計算されます。
ランクCが3項目以上に同時につく確率は?
男性で3個以上、女性で3個以上のランクC判定がつく確率は臨床研究では男性1.0%、女性2.0%でしたが、実際の検診においては、各項目のランクC率はおよそ8~10%と臨床研究時よりも高くなっているため、ランクCが3項目以上に同時につく確率も高くなっています(男女合わせて3~8%程度)。
ランクC判定の項目は生活面(食事や運動)を見直せば改善するのか?
生活を見直すことでAICS®の判定結果が改善するかどうかは、研究段階であり、はっきりとしたことは言えません。ただし、がんは生活習慣病とも呼ばれており、生活習慣に気をつけることは大切です。特に喫煙と食生活はがんの罹患に密接な関係があるとされています。詳細については以下の情報が公表されていますので参考にしてください。
『がんを防ぐための新12か条』
(※AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)
他の一次検査項目の結果とAICS®の結果が異なるがどうしたらよいか?
AICS®は血液中のアミノ酸濃度のバランスを見て、がんであるリスクを評価するスクリーニング検査ですので、他の一次検査と結果が異なることがあります。各一次検査は各々独立した検査と考えられるため、どれかの一次検査で陽性であった場合には精密検査の受診をお奨めします。
(※AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)
ランクC判定の項目について、精密検査を受けたが異常はなかったので安心してよいのか?
精密検査の結果、がんは見つからなかったので、今回の検査では安心してください。ただし、早期のがんでも血液中のアミノ酸濃度パターンの変化があることが知られており、AICS®がランクCであっても、がんが小さすぎて精密検査では見つからない場合があります。従って、翌年(肺、膵臓は進展が早いので半年後)に再度、精密検査を受診されることをお奨めします。
(※AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)。
複数の項目にランクB判定がついたがどうしたらよいか?
ランクBとなったがん種すべてについて、通常のがん検診を受診してください。
※通常のがん検診とは対策型がん検診の推奨項目を指し、胃X線検査(胃がん)、便潜血検査(大腸がん)、胸部X線検査・喀痰細胞診併用法(肺がん)、細胞診(子宮頸がん)、マンモグラフィー(乳がん)、PSA検査(前立腺がん)等が該当します(※ AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)。
限りなくランクCに近いランクB判定(AICS値7.9等)がついたがどうしたらよいか?
AICS®では、AICS値が高いほど、がんであるリスクが高くなりますが、今回の検査結果はB判定なので、まずは通常のがん検診を受診するようにしてください(※AICS®検査結果指導ガイドに準拠しています)。精密検査の受診については、AICS受診機関の医師の指示に従ってください。
がん予防のための生活指導について情報が公開されていますので参考にしてください。
『がんを防ぐための新12か条』

AILSエーアイエルエス®

AILS(脳心疾患リスク)、AILS(糖尿病リスク)やAILS(アミノ酸レベル)は、生活習慣の改善によって、数値は改善するのか?
生活習慣の改善により、数値が改善したという報告があります。AILS解説書を参照
AILS(脳心疾患リスク)でランクCとなったが、どうしたらよいか?
10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスクが、ランクAに対して、約11倍高くなります。生活習慣病の罹患の有無やその他の検査結果を参考にし、生活習慣を改善してください。生活習慣の改善にあたってはAILS®補助資料「AILS®生活改善ガイド」もご参照ください。また、必要に応じて精密検査の受診、並びに専門医の受診もお奨めします。既にほかの疾患等で生活習慣に対する指導をされている場合には、そちらを優先してください 。(※)また、2021年度より、アミノインデックス®マイページをリリースし、ICTツールを用いてさらに生活習慣に起因する疾病の予防をサポートするサービスに発展させていきます。
(※)三井記念病院総合健診センター 特任顧問、日本橋室町 ミッドタウンクリニック 常任顧問山門實 監修「AILS® 検査結果指導ガイド」に準拠しています。
AILS(糖尿病リスク)でランクCとなったが、どうしたらよいか?
4年以内に糖尿病を発症するリスクが、ランクAに対して、約17倍高くなります。空腹時血糖、HbA1cなどの検査結果を参考にして、生活習慣を改善してください。生活習慣の改善にあたってはAILS®補助資料「AILS®生活改善ガイド」もご参照ください。既にほかの疾患等で生活習慣に対する指導をされている場合には、そちらを優先してください 。(※)また、2021年度より、アミノインデックス®マイページをリリースし、ICTツールを用いてさらに生活習慣に起因する疾病の予防をサポートするサービスに発展させていきます。
(※)三井記念病院総合健診センター 特任顧問、日本橋室町 ミッドタウンクリニック 常任顧問山門實 監修「AILS® 検査結果指導ガイド」に準拠しています。
AILS(認知機能低下)でランクCとなったが、どうしたらよいか?
本項目では、現在認知機能が低下している方が、認知機能が健常な方よりも何倍ランクA、ランクBやランクCになりやすいかを示し、その可能性を評価しています。認知機能が低下している方は、認知機能が健常な方に比べて、3.0倍ランクCになりやすく(ランクA0.5倍、ランクB1.3倍)、ランクCの方は、ランクA、Bの方に比べて現在認知機能が低下している可能性が高いと考えられます。生活習慣病の罹患の有無やその他の検査結果も参考にし、生活習慣を改善してください。
生活習慣の改善にあたっては、AILS®補助資料「AILS®生活改善ガイド」や、国立長寿医療研究センター(https://www.ncgg.go.jp/)で実施されている長期縦断疫学研究(NILS-LSA:National Institute for Longevity Science-Longevity Study of Aging)の調査結果(https://www.ncgg.go.jp/cgss/department/ep/documents/pamph2010.pdf)もご参照ください。既にほかの疾患等で生活習慣に対する指導をされている場合には、そちらを優先してください。(※)また、2021年度より、アミノインデックス®マイページをリリースし、ICTツールを用いてさらに生活習慣に起因する疾病の予防をサポートするサービスに発展させていきます。
(※)三井記念病院総合健診センター 特任顧問、日本橋室町 ミッドタウンクリニック 常任顧問山門實 監修「AILS® 検査結果指導ガイド」に準拠しています。
AILS(アミノ酸レベル)が「低い」となったが、どうしたらよいか?
血液中で低い必須・準必須アミノ酸があります。たんぱく質摂取量が少ないと、血液中の必須・準必須アミノ酸濃度が低くなることがあります。その他の検査結果も参考にして、生活習慣を見なおしてください。生活習慣の見なおしにあたっては、AILS®補助資料「AILS®生活改善ガイド」もご参照ください。既にほかの疾患等で生活習慣に対する指導をされている場合には、そちらを優先してください。(※)また、2021年度より、アミノインデックス®マイページをリリースし、ICTツールを用いてさらに生活習慣に起因する疾病の予防をサポートするサービスに発展させていきます。
(※)三井記念病院総合健診センター 特任顧問、日本橋室町 ミッドタウンクリニック 常任顧問山門實 監修「AILS® 検査結果指導ガイド」に準拠しています。